新NISA つみたて投資枠と成長投資枠の違い|1800万円の使い方
2026-06-28 更新 ・ 約7分で読めます
2024年に始まった新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの枠があります。名前は難しそうですが、仕組みはシンプル。この記事で2つの違いと、生涯1,800万円の枠の上手な使い方を整理します。
この記事でわかること
新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の違い、年360万・生涯1,800万円の枠の使い方、初心者の進め方。
新NISAの全体像:2つの枠と上限
新NISAは運用益がずっと非課税になる制度です。通常は約20%かかる税金がゼロになります。枠は「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つで、両方を同じ年に併用できるのが旧制度との大きな違いです。
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
|---|---|---|
| 年間の上限 | 120万円 | 240万円 |
| 合計の年間上限 | あわせて360万円まで | (同左) |
| 対象商品 | 金融庁基準の長期積立向け投信 | 上場株式・ETF・大半の投信 |
| 生涯の上限 | 1,800万円(共通の枠) | うち1,200万円まで |
ポイントは、生涯の非課税枠1,800万円は2つの枠の合計だということ。そのうち成長投資枠で使えるのは最大1,200万円までで、残りはつみたて投資枠を使います。逆に、1,800万円すべてをつみたて投資枠だけで埋めることも可能です。
ポイント:枠は「買った金額(簿価)」でカウント
1,800万円は値上がり後の評価額ではなく、買ったときの金額で数えます。さらに、売却すると翌年に生涯枠がその簿価分だけ復活して再利用できるのも新NISAの大きな特徴です(復活するのは生涯の枠で、その年の年間枠=360万円がすぐ戻るわけではありません)。
2つの枠の使い分け
つみたて投資枠は、金融庁が「長期・積立・分散に適している」と認めた投資信託だけが対象。低コストのインデックス投信が中心で、初心者でも選びやすいのが利点です。毎月コツコツ積み立てる王道の使い方に向きます。
成長投資枠は対象が広く、個別株やETF、つみたて対象外の投資信託も買えます。まとまった資金を一度に投じたい場合や、特定の銘柄・テーマに投資したい場合に使います。もちろん成長投資枠でインデックス投信を積み立ててもOKです。
初心者におすすめの順番
- まずは無理のない金額で「つみたて投資枠」を使い、低コストの全世界株や米国株のインデックス投信を毎月積み立てる
- ボーナスなどまとまった余裕資金があれば「成長投資枠」も同じ投信などに回す
- 個別株に興味が出てきたら、成長投資枠の一部で少額から試す
- 年間360万円を急いで埋める必要はない。続けられるペースを最優先にする
注意:投資には元本割れのリスクがあります
NISAは「税金がかからない器」であって、利益を保証するものではありません。価格変動で元本を下回ることもあります。また、NISA口座で出た損失は、課税口座の利益と損益通算(利益と損失の相殺)ができない点も知っておきましょう。長期・積立・分散を基本に、生活防衛資金を確保したうえで余裕資金で始めましょう。
まとめ
新NISAは「つみたて投資枠(120万)+成長投資枠(240万)=年360万、生涯1,800万円」。初心者はまずつみたて投資枠でインデックス投信を積み立て、余裕資金を成長投資枠で上乗せするのが王道です。売れば枠が復活するので、焦らず長く続けましょう。
かんたん判断フロー
毎月コツコツ積み立てたい/初心者 → つみたて投資枠で低コストのインデックス投信。まとまった資金や個別株も買いたい → 成長投資枠を追加(同じ投信を積み増してもOK)。
行動チェックリスト
- ☐まず無理のない毎月の積立額を決める
- ☐つみたて投資枠で低コストの全世界株/米国株インデックス投信を選ぶ
- ☐余裕資金があれば成長投資枠に上乗せする
- ☐生活防衛資金を確保してから余裕資金で始める
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